計20本もの車線が交わる「仙台バイパス六丁目(ろくちょうのめ)交差点」(仙台市若林区)での事故を減らそうと関係者が苦心している。変則的な交差や車線の多さ、さらに通行量も東北最大級とあって、人身事故の件数でみると県内ワースト続き。汚名返上となるか。
南北に延びた国道4号「仙台バイパス」と県道が斜めに交わる四差路で、国道と県道を合わせて計20車線が集まる。1日の通行量は国道4号で8万台以上とされ、東北で最も多い幹線道路の一つだ。
日本損害保険協会(東京都)の調べによると、2020年に起きた人身事故は10件と県内最多で、県内ワーストは7年連続だ。
交差点近くの職場に通う男性は1、2カ月に1回のペースで事故を目撃するという。「通行量が多いし、スピードが出ている車が多い」。近くのセレクトショップスタッフ相沢拓さん(40)は毎日、車やバイクで交差点を通る。「右折信号が出て右折しようとすると、直進車が速度を上げて突っ込んで来ることが多い」とヒヤリとした経験があるという。
21年2月、この交差点に変化が起きた。
右折車と直進車の衝突事故を…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル